わずか18ヶ月で2件目のベイエリアにおける大規模買収

ペンブローク・リアルエステートは、サンフランシスコのフィナンシャル・ディストリクト南にある最高級のランドマークビル、140ニュー・モントゴメリーを買収したと発表しました。ストックブリッジ・キャピタル・グループの関連会社であるストックブリッジ・138ニュー・モントゴメリー有限会社ならびにその開発パートナーであるウィルソン・ミーニーの投資家に代わって買収を行いました。これは現在、都市再開発計画の一環として、100カリフォルニア・ストリートに続く、サンフランシスコにおけるペンブローク・リアルエステート2件目の買収となります。

アールデコ調の140ニュー・モントゴメリーは、歴史的な外観と完璧に近代化された内装を備えた、特徴的なランドマークビルです。1925年に建設された旧パシフィック・テレフォンビルは、26階建て約27,500平方メートル（295,000平方フィート）。2012年から2013年にかけて全面改装されました。全館リースされており、口コミサイト運営会社Yelp本社のほか、Lumosラボ、ブルームバーグなど13テナントが入居しています。2大人気レストラン、トゥルノルマン（フランス料理）とムラッド（モロッコ料理）を地上階に構え、高級バイクスパ、屋外専用「ポケットパーク」や駐車場が併設されています。

ペンブローク、シニアディレクターのコリー・サンダースは以下のようにコメントしています。

140ニュー・モントゴメリーは、サンフランシスコにおいて、非常にユニークで優れた場所にある資産です。これと肩を並べるビルは他にないと思います。同ビルは多様なテナントと全館長期契約を結んでいます。当社は現場管理手法で長期的な価値の向上に重点を置き、このユニークなビルが持つ大きな器量を反映するようにビルの運営に努めてまいります。

140ニュー・モントゴメリーが、成長を続ける当社のサンフランシスコのポートフォリオに加わります。2014年に買収された近隣の100カリフォルニア・ストリートは、現代のビジネスとクリエイティブな文化のニーズに合致するようにペンブロークが再開発しています。新しいロビー、116台の自転車駐輪場、フルロッカーとシャワー設備を備えた豪華なバイクスパなどの新規設備およびシステムのアップグレードなどが含まれます。

世界主要市場における不動産取得、管理、開発を手掛ける国際不動産アドバイザーとして、ペンブロークは長期にわたる資産価値の向上と持続可能な投資の実現のために、グローバルな視点と豊富な地域の専門知識を組み合わせています。不動産に対し思慮深くまた熱意を持って取り組む長期的な投資戦略は、投資家のみならずテナントや周辺のコミュニティにも利益をもたらします。

ペンブロークのポートフォリオには、今年竣工予定のシドニーの20マーティン・プレイスや東京のTri-Seven Roppongi、2015年にストックホルムで完成したマスターフセットをはじめ、世界各地にランドマークビルを多く展開しています。世界トップクラスの運営資産には、ミュンヘンの高級複合施設マクシミリアンヘーフェ、ロンドンのスクエアマイルの中心にある重要文化財グレード2指定建築物ロスベリー41番地、その他ボストン、ハンブルク、メルボルン、東京、ワシントンD.C.の主要な物件が挙げられます。

今回の取引では、イーストディル・セキュアード社が売主代理を務めました。

ペンブローク・リアルエステートについて

ペンブローク・リアルエステートは、好立地のオフィス、居住用および複合用途不動産の取得、管理、開発する国際不動産アドバイザーです。当社は長期的な価値の向上を重視し、不動産取得好機にはフィデリティ・インベストメンツ（FMR）とフィデリティ・インベストメント・マネジャーズ（FIL）の民間資本を活用し、投資を行います。現在、ボストン、ロンドン、ストックホルム、シドニー、東京、ワシントンD.C.に拠点を持ち、北米、欧州、アジア太平洋地域の主要市場で約709,000平方メートル（760万平方フィート）の資産管理を行っています。当社の卓越性への追求は、ペンブロークのプロパティ一つ一つに如実に表れています。そして、環境配慮（当社ポートフォリオの70％以上が環境配慮型として認定もしくは申請中）を実践し、最高性能の品質を提供します。

ストックブリッジ・キャピタル・グループについて

ストックブリッジ社はベテランの業界専門家による独立した不動産投資管理会社です。同社のポートフォリオには、コアリスク・付加価値・機会戦略など、多様な投資リスク全体の資産を含みます。ストックブリッジおよびその関連会社は、米国内のすべての主要な不動産および特定の特殊不動産タイプにわたり、約98億ドルの運用資産（2015年12月31日現在）を保有しています。

ウィルソン・ミーニーについて

ウィルソン・ミーニー社は、米国西部の都市空き地開発場所に焦点を当てた個人所有の不動産投資・開発会社です。同社は、サンフランシスコの有名なフェリービルディングを含む、完全性、革新性、品質への信念を反映した、複合用途、住宅、小売およびオフィス開発に35年以上携わってきました。同社のパートナーおよび専門家は、カリフォルニア州で最も革新的で独特な建造物を含む総計約93万平方メートル（1,000万平方フィート）を開発しました。