シーポート・ワールド・トレード・センター再開発計画の詳細を発表
シーポート・ワールド・トレード・センター再開発計画の詳細を発表 国際的に事業を展開する不動産・開発会社でボストンの繁華街シーポート地区開発のパイオニアであるペンブロークは、本日、有名なコモンウェルス・ピアに位置するシーポ […]
シーポート・ワールド・トレード・センター再開発計画の詳細を発表
国際的に事業を展開する不動産・開発会社でボストンの繁華街シーポート地区開発のパイオニアであるペンブロークは、本日、有名なコモンウェルス・ピアに位置するシーポート・ワールド・トレード・センターの再開発計画を発表しました。
この705,000平方フィート規模のビルとピアは、今後数年間に及ぶプロジェクトにより生まれ変わります。ウォーター・フロントへの公共アクセスは改善され、活気のある小売店や一流のイベント・スペースといった新たな施設が設置されるほか、再開発後のオフィス・スペースを100%賃貸するフィデリティ・インベストメンツの従業員に対してユニークでフレキシブルな職場環境を提供します。
ペンブローク社長、エドワード・ジョンソン4世は、次の通り述べています。
フィデリティとペンブロークはシーポートに長年に渡る歴史を有していますが、この場所がボストンで最も人気の高い地域のひとつに生まれ変わるのを目の当たりにし、弊社のビジョンが現実になっていることを直に感じてきました。私たちは生まれ変わったコモンウェルス・ピアをご紹介できることを、心から嬉しく思っています。ここでは、この場所に相応しい様々な公共施設が用意されるほか、港やシーポート大通りへのアクセスの改善、建物の耐久性向上、地球環境の変化という課題に対応した柔軟な設計ソリューションを実現した、ユニークなウォーターフロント体験を新たにしていただくことが可能となります。
またフィデリティとともに進めてきたプロジェクトでは同社の職場を全社的に生まれ変わらせることに焦点を当て、活気とコラボレーションの文化を一段と強化し、より団結したコミュニティーを構築し、創造性とイノベーションを推進する職場を創造します。
フィデリティ・インベストメンツ不動産部門ヘッド、アリシア・サンバーグは次の通り述べています。
弊社は、コモンウェルス・ピアの再開発が弊社従業員とお客様が目標に向かって前進することのできる環境を提供するという弊社のビジョンと多くの点で共通していることを、心から嬉しく思います。弊社は、新たに生まれ変わるシーポート・ワールド・トレード・センターのような環境を創ることで、従業員が引き続きこれまで以上に協力してイノベーションを実現し、新しいエキサイティングな方法でお客様のお役に立つ業界最高の商品やサービスをお届けできるようになるものと願っています。
このプロジェクトは大規模なインフラ投資を通じ、既存のコモンウェルス・ハウスに代わる新たな施設を提供することでウォーターフロントの公共施設へのアクセスを改善し、約163,500平方フィートにわたる充実した屋外公共スペースを新たに提供します。具体的には以下を計画しています。
- ヘッドハウスの両側のエプロンを増築し、ウォーターフロントへの公共アクセスを改善
- 造園、建物周辺の複数のニッチなスペースの排除、照明の新設、内装、看板標識、小売店や飲食スペースへの接続によりハーバーウォークを拡充
- 屋外イベント、オープン・マーケット、年間を通じたアクティビティを開催できる、ウォーターフロントに隣接する25,000平方フィート規模の公共広場 を設置
- シーポート大通り沿いと歴史的建造物であるハーバーハウスの地上階と2階に、45,000平方フィート規模の様々な小売店や飲食店を新たに設置。2階には小売店、テラス、広場を一望できる景観、イベント・スペースへのアクセスを設ける。またヘッドハウスの中心に位置する公共ロビーを貫く高架橋を設置。
- シーポート大通りには新たに道路に面した小売店や幅を拡充した歩道を設置するほか、シーポート・ワールド・トレード・センター上階へのアクセスを改善し、歩行者の利便を高める
- シーポート大通り沿いの荷積ドックを廃止し、歩行者のアクセスを高め公共スペースの人の流れを改善する
- 既存の海運利用については維持し保護する
- オフィス環境は自然光と景観にいっそう触れられる構造とし、室内に大型の中庭を設置し、柔軟性と協業性を高める。
- シーポート・ホテルに会議・イベント施設を新設
- 高潮や嵐による影響を想定し、物件の耐久性を向上
- 物件利用者と訪問者のサステナビリティと健康に関してより良い環境を用意すべく、建物の多くの部分で屋上庭園を設ける他、LEEDゴールド格付を目標に近代的で省エネルギーなビル・システムを導入
ペンブロークは、州及び市の関係者と面会したほか、シーポート・ワールド・トレード・センターの土地を所有するマスポートと密接に作業を行ってきました。当プロジェクトは当然ながら大きな変化をもたらすものではありますが、密度や高さを大規模に追加するものではなく、商業が盛んなウォーターフロントというルーツを含む歴史的な起源を引き続き尊重しつつ、シーポート地区の継続的な成長・変革を補完するものとなります。
建設工事は2020年前半に開始する予定で、2024年までに全ての入居が完了する見込みです。ペンブロークは中央業務地区の設計の専門性を持つシュミット・ハマー・ラッセンの協力を仰ぐほか、ハーバーウォークの拡充等の外装については造園家の佐々木氏に協力をお願いしています。
ペンブロークは、国際的な存在感と地域に根差した知見を同時に持つことで、都市不動産に関してより良く理解しています。ボストンにはシーポート・プレースのほか、クラスAの代表的な物件でハーバーとローズ・ケネディグリーン・ウェイを臨む多目的ビル、ステート・ストリート255番地等をポートフォリオに保有しています。その他の地域では、メルボルンで2018年に大規模な改装が完了したT&Gビルディング、このほど契約上の完工が終了したロンドンのキャノン・ストリート4番地等、投資家資金による全世界450万平方フィートの開発実績を有しています。
ペンブロークは、シーポート・ワールド・トレード・センターの再開発に際し、12月にボストン市計画開発局(BPDA)に対して基本合意書(LOI)を提出し、そのプロジェクト計画を進めてきました。詳細なプロジェクト完成予想図をご希望の際は、お問い合わせください。
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